刃物フルカワ ホームページにようこそ
銘「吾妻」 「蓮池」 由来

当店オリジナル品には、「吾妻」、「蓮池」の銘を刻んでおります。

 銘 「吾妻」 「蓮池」
     
     



吾妻は旧町名 蓮池は千葉市の花柳界の代名詞でした

当店がある千葉市中央区中央三丁目は、旧吾妻町二丁目にあり、明治6年、現在地に千葉県庁が置かれる以前
のこの辺り千葉町は、一寒村にして戸数760戸、人口3,950人のみとあります。
県庁や裁判所が開かれると、ビジネスチャンスを求め県内外から人が集まり、料理屋、旅館、置屋などが出来てきました。
当店も明治22年、現在地に田圃を埋め立て創業するとあります。 
当店銘「吾妻」は旧町名、「蓮池」は千葉市花柳界の代名詞です。 
   
 「吾妻町とはなつかし恋し 
 宵のひととき灯ともしころは 
 こころ不動のあの蓮池に 色 
 もとりどり出花もそろう」と 
「千葉おどり」に歌われてい 
 る、旧吾妻町一帯は、現在の 
 中央二、三丁目、なかでも料 
 亭、芸者置屋などが多くあっ 
 た地域が蓮池で、千葉市花柳 
 界の代名詞でもありました。 
 蓮池の由来は蓮池の埋め立て 
 地からとのことです。
  また、徳田秋声は戦前の蓮 
 池を舞台に小説「縮図」を描 
 きました。小説「縮図」は後 
 に新藤兼人監督  乙羽信子主 
 演で映画化されました。

蓮池の碑
蓮池の碑は徳田秋声の「縮図」と当時の「蓮池」を偲び、それぞれの由来を刻み昭和42年に地元有志により建立されました。 碑表には、
蓮池の埋立てだという蓮池の花街は、駅から二丁ばかり行った通りにあった」と縮図の一節が記されています。碑は当店前歩道にあります。
徳田秋声 小説「縮図」 新藤兼人監督 乙羽信子主演 映画「縮図
徳田秋声
は金沢の三文豪(泉 鏡花、徳田秋声、室生犀星)の一人で、「縮図」は、彼の全作品の集大成であり、帰結でもありました。
未完とはいえ、日本近代小説の一角を代表する傑作と言われています。蓮池に身を置いた芸者銀子がえがかれています。
昭和16年から都新聞(現東京新聞)に掲載されましたが軍部の干渉により内容を変更することを良しとせず筆をおる。
この小説をもとに、昭和26年
 新藤兼人監督 乙羽信子主演で映画化されその年のキネマ旬報ベストテン、主演の乙羽信子はこの映画
でブルーリボン主演女優賞を受賞。日経新聞私の履歴書「新藤兼人 縮図」
クリッックすると当時の新聞記事がご覧になれます

 当店先隣にあった常盤楼(現在は駐車場)は、明治のご一新で、東京四谷伝馬町から千葉のこの地で置屋や料理屋を始め、蓮池の
創始と言われる。その三代目家徳一氏の妹が三味線、長唄で著名な杵屋勝東治(当時蓮池芸者に三味線や長唄の指導をしていた)
と結婚、その子供が若山富三郎と勝新太郎です。